まいにち 吹く

3月も残すところ僅かとなり、
2021年も4分の1が過ぎようとしています。
毎年の事ながら、
いく(1月)・にげる(2月)・さる(3月)で、
この3か月間は特にあっという間な感じです。
ところで僕は、2021年になって2つ始めた事があり、
そのうちの1つが『毎日、楽器を吹く』です。
(もう1つは音楽とはまったく関係ない事なので、
また別の機会にでも…)
元旦の夜に『2021年の目標にしよう!』と一念発起し、
今のところ仕事で遅くなろうが、
体調がイマイチだろうが、
とにかく毎日続けられています。
(とはいえ1日だけ、3/10は唯一練習を断念しました…)
思えば吹奏楽部に入ってテューバと出会った高校時代は、
学校に入れない年末年始以外ほぼ毎日練習していたし、
大学時代もわりと授業そっちのけで
日々サークル棟に足しげく通っていました。
僕の場合は、例えばロングトーンなんかでも
黙々と練習するのが苦じゃないタイプなので、
そのへんはTuba向きなのかもしれません(笑)
しかし社会人になってからは時間・場所の
都合でそうもいかず、その後、自宅に防音室を
備えたのが、今からちょうど10年前の6月。

以降はコンスタントに吹けているものの、
どうにも練習のリズムみたいなものができず、
今年は生活の一部に取り入れよう!と実行中です。
練習にあたってのルールはシンプルに。
『基礎でもエチュードでもソロでもオケスタでも、
その日ごとにテーマを決めて楽器を練習する』


ウォームアップのパターンは、
ある程度固定化してきました。
・マウスピースで2題
①スタンプエクササイズ
②オクターヴエクササイズ
・楽器を付けて2オクターヴスケール
①下のGから真ん中のGまで半音ずつ上がる
②真ん中のGから下のGまで半音ずつ下がる
(計 約10分)
自分への備忘になりますが、
マウスピース練習の際、
音程を明確にイメージして吹く事はとても大切で、
ここを疎かにすると、
ウォームアップどころか調子を崩しかねません。
(頭の中に音を鳴らさないまま、
適当に/曖昧にバズィングしない)
また、極力舌に頼らず、
息の流れで自然にラクに発音できるよう、
たっぷり吐いてたっぷり吸います。
この2つだけは、
たとえ酔っぱらっていようとも(笑)、
常に意識してやっているうちに、
だんだんそれがアタリマエになってきました。
それでウォームアップが終わったら、
あとは日によって違います。
昔から親しんでる教本で基礎を丁寧にやったり、
最近は新しいエチュードも挑戦したりと、
日々変化をつけながら。
ちなみにエチュードは、テューバ用にこだわりません。
YouTubeで人気のトランペット対談番組
『白水大介アワー 〜BUZZっていいとも!』
で紹介された本を、割と積極的に買ったりしてます。

まいにち吹く、
を約3ヶ月続けてみた効果としては、
①フレーズが長く取れるようになった
②同じ時間で吸える息の量が増えた
(=素早く吸える量が増えた)
③音域での鳴りムラが減ってきた
(目指せ均一な音質)
と、まだこんなところではありますが、
音色を育てることはもちろん、
ダイナミクスレンジの拡大や音域の拡大も
徐々に効果としてあらわれるよう、
継続していこうと思います。
Tuba 由良
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