【感想】シカゴ響ブラスクインテット 2022年来日公演in京都

Tuba由良です。
過日、シカゴ交響楽団のメンバーが来日し、
京都にて金管五重奏の公演がおこなわれました。

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シカゴ交響楽団 ブラス・クインテット
CSO Brass Quintet
2022年来日公演
2022年11月9日(水) 19:00開演
京都コンサートホール アンサンブルムラタ
【プログラム】
♪アンソニー・ディロレンツォ:Go!
Anthony DiLorenzo: Go!
♪テレマン(カルリール編):トリオ・ソナタ ト短調
Telemann (arr. Carlier): Trio Sonata in G minor
♪メンデルスゾーン(レイノルズ編):チェントーネ 第3番
Mendelssohn (arr. Reynolds): Centone No.3
♪ショスタコーヴィチ(サイプ編):弦楽四重奏曲第3番より III.アレグロ・ノン・トロッポ
Shostakovich (arr. Sipe): III. Allegro non troppo from String Quartet No.3
♪デリク・ブルジョワ:金管五重奏のためのソナタ
Derek Bourgeois: Sonata For Brass Quintet
♪J.S.バッハ:どれほどに私は喜ぼう(カンタータ BWV146より)
J.S.Bach: My Spirit Be Joyful, from Cantata BWV146
♪ジェイムズ・マッターン:ソナタ・ブレーヴェ(1973)
James Mattern: Sonata Breve (1973)
♪エンリケ・クレスポ:アメリカ組曲 第1番
Enrique Crespo: Suite Americana No.1
(アンコール)
♪歌劇「売られた花嫁」より「道化師の踊り」
Dance of the Comedians from "Prodaná nevěsta"
トランペット:エステバン・バタリャン
ジョン・ヘグストロム
ホルン:デイヴィッド・グリフィン
トロンボーン:マイケル・マルケイ
テューバ:ジーン・ポコーニー
Trumpet: Esteban Batallan
John Hagstrom
Horn: David Griffin
Trombone: Michael Mulcahy
Tuba: Gene Pokorny
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CSOブラス・クインテットの来日は、
2001年、2010年に続き3度目。
過去のメンバーはこんな感じでした。
【2001年】
Tp マーク・リーデナウアー
ジョン・ヘグストロム
Hr デイヴィッド・グリフィン
Tb マイケル・マルケイ
Tu ジーン・ポコーニー
【2010年】
Tp クリストファー・マーティン
テージ・ラーセン
Hr デイヴィッド・グリフィン
Tb マイケル・マルケイ
Tu ジーン・ポコーニー
ホルン・トロンボーン・テューバはずっと同じで、
Tpだけが毎回変わってます。
今回、個人的に楽しみにしていたひとつは、
2019年から新首席となったTpのバタリャン。
C.マーティンがNYフィルに移籍してから
しばらく空席だった首席のイスに、
彗星のごとくあらわれた彼の演奏は、
YouTubeでも色々と聞けるので、
聞けば聞くほど今回への期待は高まるばかりでした。
それがいよいよ生で聴くことが出来、
すばらしい演奏に大感動!
特にE♭管を持ってのしなやかなサウンドには、
思わずため息が出ました。
安定感抜群の2ndで支えたヘグストロムも、
さすがのベテラン芸でした。
中低音3人も、加齢を感じさせない華麗なプレイで、
まさに圧巻。
1曲目のGoからプログラム最後のアメリカ組曲まで、
金五という編成においてトロンボーンが大切であるか、
メンバーからのリスペクトも存分に感じられた一夜でした。
(ポコーニーやバタリャンも足でブラボーしてました)
ただ…ちょっとだけ本音を漏らすと…。
過去の公演のサウンドが
脳裏に焼き付いて離れない自分としては、
正直ちょっと物足りなかったかな。
うまく言葉にはできませんが、
これぞシカゴ!って感じのサウンドでは
少しずつ無くなってきたような。
(決してグローバル化とは感じてません)
大好きなドラゴンボールから引用すると、
こんな感じ。


ゼイタクなこと言ってスミマセン。
終演後は、
聴きに来ていたBESメンバーのうち3名とお友達で、
ホールそばのお好み焼き屋で感想戦でした。


Tuba 由良
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