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Brass Ensemble Saturday / ブラス・アンサンブル・サタデー

Brass Ensemble Saturday / ブラス・アンサンブル・サタデー

ユーフォニアム担当の石田です。

先日、こちらのコンサートに行ってきました。
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The Brass Bar 10(ザ・ブラス・バル・テン)
4th Regular Concert ~気ままにブラス!!~
2023.4.18(火) 豊中市立文化芸術センター小ホール

The Brass Bar 10は10(テン)ピースブラスという編成からなる、
プロの団体です。

10ピースブラスとは、ソプラノコルネット、コルネット2本、
フリューゲルホルン、アルトホルン、バリトン、ユーフォニアム、
トロンボーン、バストロンボーン、テューバ(+パーカッション奏者2人)
という編成の楽団のこと。

英国で盛んな金管バンド(英国式ブラスバンド)の奏者がさらに
少ない人数の編成で演奏される金管アンサンブル、というところです。

私は過去にも何回か聴きに行かせていただいており、今回はその4回目
となります(私が個人的にお世話になっている江幡遥祐さん(バリトン)、
貝塚理江さん(ユーフォニアム)もメンバー)。

プログラムは以下のとおりです。
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山里佐和子さん作曲の「狂詩曲」は雅楽の序破急形式を用いた作品で、
普段、西洋音楽を主に演奏する金管アンサンブル団体としては
ユニークな作品として、いつもとは違う響きと曲の流れに
惹き込まれました。

ユーフォニアム奏者で作曲家である新井秀昇さん作曲による
「小序曲第2番」は、ザ・ブラス・バル10の委嘱作品だそうで、
この日が世界初演でした。とても爽やかで、親しみやすいメロディ
からなる小品で、春のコンサートにぴったりの曲でした。

ヴォーン・ウィリアムス作曲の「イギリス民謡組曲」は、元々吹奏楽の
定番中の定番曲で、私も何回も演奏したことのある名曲です。
最近は私もこの曲の演奏機会がないのですが、演奏をお聴きして懐かしさに
思わず涙が出そうに。ザ・ブラス・バル10の音楽監督である石田忠昭さんの
編曲が素晴らしくて、原曲と全く遜色なく、曲の魅力が溢れていました。

プログラム最後の曲、ピーター・グレイアム作曲の「キャッツ・テイルズ」
はとても華麗な素晴らしい作品で、思わず聴き入ってしまいました。
グレイアムは金管バンドの曲をたくさん書いているので、さすがに金管楽器
の扱い方が上手く、煌びやかなサウンドで会場が満たされました。
全5楽章から成っており、それぞれが違ったスタイルで書かれていますが、
3楽章は完全にジャズバンドのそれでした。トロンボーン、ヴィブラフォン、
コルネットが順にソロを取り、ドラムも華麗にプレイ!
ソロ終わりやこの曲の最後に思わず拍手をしたくなりました。

コンサート全体を通じて、非常に楽しませていただき、またメロディの歌い方や
サウンド作りがたいへん勉強になりました。あのように聴衆を魅了する演奏を
私も目指したいと思います。。。







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