本番お疲れ様でした
昨日はBES第7回定期演奏会でした。
今回の本番、いやーしんどかったです。。。とにかく。。。
体力的にも精神的にも…
心臓が口から出てきそうな演奏会でした。
楽譜が難しいのに加えて、慣れない楽器のとっかえひっかえと楽譜の読み替え、アシ奉行など…
普通のB管、ピッコロのB管&A管、フリューゲルホルンの4種類の楽器を吹き、楽譜は普通のB譜、B譜のA管読み替え、ピッコロB譜(普通のB譜のオクターブ上)ピッコロB譜のA管読み替え、Es譜のピッコロB読み替え、おまけにスコアの移動読みしながら吹きまで。
演奏以前に、「自分はどの楽器でどの楽譜をどう読み替えて吹かねばならないのか」整理するのにいっぱいいっぱいな演奏会でした。
以下にほんの一例をば。
フリューゲルホルンでは、いわゆるホルンパートの楽譜を吹きつつ、トランペット1アシをやるという暴挙に出た訳ですが…
スコアをちらちら見ながら普段吹かないフリューゲルホルンで、最低音から高音域までコントロールしなければならず、しかも楽器は借り物、マウスピースは間に合わせ。

これは私が演奏中に見ていた楽譜の一部です。エリザベス朝舞曲集より。
スコアを移動読み。フリューゲルホルンではうまく鳴らせない、最低音のパッセージはトロンボーンにお願いしたり、オクターブあげて吹いたり。繰り返しは一部省略。
落ちないようにいろいろ書き込み、黄色の蛍光ペンで楽譜に印もつけていたのですが、いざホールで練習してみると、舞台の電球色の黄色っぽい光では全然見えない!
ということで、赤ペンで楽譜の中に☆マークまで入れてたり。

そして上の写真、左側が私の使っていたマウスピース。楽器についてはこちらを参照ください。
Bessonのフリューゲルを借りて吹いていたのですが、付属のDenis Wickのマウスピース(写真右)は大きすぎて全然吹けませんでした。
仕方なくヤマハのマウスピース(写真左)を使ってたのですが、ヤマハのはDenis Wickとだいぶ形が異なっているので、楽器とうまくバランスがとれない。
簡単に言うと、ヤマハのマウスピースは「細くて長い」。Denis Wickは「太くて短い」です。
太くて短いものが合う楽器に、細くて長いものを差し込んで吹くと、音程がめちゃくちゃなことになるんですね。
低い音は低すぎる。高い音は高すぎる。
チューニングスライドで調整できる問題ではないし、低い音も高い音も出てくるからどうしよう…。

…という訳で、ヤマハのマウスピースのシャンクに、にわかに銀色のテープを巻きました。こんな感じで。わかりやすいようにテープの端を出してあります。
こうするとマウスピースのシャンクがテープの厚さ分、太くなるので、マウスピースの入り方が3mmほど浅く(写真下)なります。


この3mmが効果絶大で、音程が改善されるのです。楽器って面白い。
以上、写真入りで長々とドタバタ劇を解説してしまいました。
良い子はマネをしないように。正しい解決法は、「ホルンを一人つれてきて本来のホルンパートを吹いてもらい、トランペットはアシをつけて交代しながら吹くことで乗り切る」だと思います(笑)
人員確保や練習日程調整の都合も考えなくてはならないため、コレはコレで難しいのですが。
ま、みんなでいろいろ考えながら曲作りできたのは楽しかったし、本番も練習の成果を出せたので良かったと思います!
エリザベスメンバーの方々、本当にありがとうございました!!
これは、約2時間の演奏会のうちのたった5分ほどの話にすぎません。
他の曲にもいろいろな裏話あり、苦労あり、ドラマがありました。
演奏者の皆様本当にお疲れさまでした。
貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
聴きにきてくれた方々どうもありがとうございました。
良かった部分も思うように演奏できなかった部分も全部、経験を次につなげていけるよう、これからも頑張りたいと思います。
Tp(&Flh)山本
今回の本番、いやーしんどかったです。。。とにかく。。。
体力的にも精神的にも…
心臓が口から出てきそうな演奏会でした。
楽譜が難しいのに加えて、慣れない楽器のとっかえひっかえと楽譜の読み替え、アシ奉行など…
普通のB管、ピッコロのB管&A管、フリューゲルホルンの4種類の楽器を吹き、楽譜は普通のB譜、B譜のA管読み替え、ピッコロB譜(普通のB譜のオクターブ上)ピッコロB譜のA管読み替え、Es譜のピッコロB読み替え、おまけにスコアの移動読みしながら吹きまで。
演奏以前に、「自分はどの楽器でどの楽譜をどう読み替えて吹かねばならないのか」整理するのにいっぱいいっぱいな演奏会でした。
以下にほんの一例をば。
フリューゲルホルンでは、いわゆるホルンパートの楽譜を吹きつつ、トランペット1アシをやるという暴挙に出た訳ですが…
スコアをちらちら見ながら普段吹かないフリューゲルホルンで、最低音から高音域までコントロールしなければならず、しかも楽器は借り物、マウスピースは間に合わせ。

これは私が演奏中に見ていた楽譜の一部です。エリザベス朝舞曲集より。
スコアを移動読み。フリューゲルホルンではうまく鳴らせない、最低音のパッセージはトロンボーンにお願いしたり、オクターブあげて吹いたり。繰り返しは一部省略。
落ちないようにいろいろ書き込み、黄色の蛍光ペンで楽譜に印もつけていたのですが、いざホールで練習してみると、舞台の電球色の黄色っぽい光では全然見えない!
ということで、赤ペンで楽譜の中に☆マークまで入れてたり。

そして上の写真、左側が私の使っていたマウスピース。楽器についてはこちらを参照ください。
Bessonのフリューゲルを借りて吹いていたのですが、付属のDenis Wickのマウスピース(写真右)は大きすぎて全然吹けませんでした。
仕方なくヤマハのマウスピース(写真左)を使ってたのですが、ヤマハのはDenis Wickとだいぶ形が異なっているので、楽器とうまくバランスがとれない。
簡単に言うと、ヤマハのマウスピースは「細くて長い」。Denis Wickは「太くて短い」です。
太くて短いものが合う楽器に、細くて長いものを差し込んで吹くと、音程がめちゃくちゃなことになるんですね。
低い音は低すぎる。高い音は高すぎる。
チューニングスライドで調整できる問題ではないし、低い音も高い音も出てくるからどうしよう…。

…という訳で、ヤマハのマウスピースのシャンクに、にわかに銀色のテープを巻きました。こんな感じで。わかりやすいようにテープの端を出してあります。
こうするとマウスピースのシャンクがテープの厚さ分、太くなるので、マウスピースの入り方が3mmほど浅く(写真下)なります。


この3mmが効果絶大で、音程が改善されるのです。楽器って面白い。
以上、写真入りで長々とドタバタ劇を解説してしまいました。
良い子はマネをしないように。正しい解決法は、「ホルンを一人つれてきて本来のホルンパートを吹いてもらい、トランペットはアシをつけて交代しながら吹くことで乗り切る」だと思います(笑)
人員確保や練習日程調整の都合も考えなくてはならないため、コレはコレで難しいのですが。
ま、みんなでいろいろ考えながら曲作りできたのは楽しかったし、本番も練習の成果を出せたので良かったと思います!
エリザベスメンバーの方々、本当にありがとうございました!!
これは、約2時間の演奏会のうちのたった5分ほどの話にすぎません。
他の曲にもいろいろな裏話あり、苦労あり、ドラマがありました。
演奏者の皆様本当にお疲れさまでした。
貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
聴きにきてくれた方々どうもありがとうございました。
良かった部分も思うように演奏できなかった部分も全部、経験を次につなげていけるよう、これからも頑張りたいと思います。
Tp(&Flh)山本
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