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Brass Ensemble Saturday / ブラス・アンサンブル・サタデー

Brass Ensemble Saturday / ブラス・アンサンブル・サタデー

ユーフォニアム担当の石田です。

先日、劇場アニメ「この世界の片隅に」を観てきました。

公式サイトはこちら。

泣けて泣けて、しかたありませんでした。映画館から帰る途中にも思い出して、涙が流れそうに…。

「君の名は。」や「響け!ユーフォニアム」をご覧になっていない方でも、この作品はぜひ観ていただきたいと思いました。

ネタバレを含むので、感想を下の方に書きます。

























































戦時中の話、くらいの前知識しか持たずに観に行きました。暗いストーリーかなと考えていたのですが、意外にも明るく進みました。「何年何月」とたびたび表示されていたので、原爆投下までのカウントダウンなんだろうとなと思い、コミカルなシーンでも心からは笑えませんでした。

天然ボケの素朴な主人公すずが不憫でなりませんでした。街や田舎に住む普通の人たちが、こんなにも苦労して戦争に立ち向かっていたのだとわかりました。玉音放送のあと、すずが戦争に負けたことに悔しさを現しているシーンが印象的でした。すずのような素朴で明るい女の子がこんなにもボロボロになって戦争に巻き込まれなくてはならないことが悲しさを何倍にもしていると思いました。

作画を最初に見たとき、ええっ?と思いました。現代のアニメとは思えないほど古臭い人物画だったので。頭と手が大きくて、動き方ものっそのっそと。そして、顔立ちも昭和な感じがした。話すときの口元とか、笑った時に傾げた顔に3本線になる目とか、これ、昔のサザエさんのキャラクターをモチーフにしたのでは?懐かしい感じを出すために、あえてそうしたのではないでしょうか(違ってたらゴメン)。

主人公すずの声って、あの方だったのか!声と喋り方から、これはプロの声優さんじゃないな、とは思ったのですが、誰だかわかりませんでした。最後に流れたキャストロールでわかりました。プロの声優さんじゃない抑揚の少ない喋り方、野暮ったさがすずにドンピシャでした。ナイスキャスティング!!

いや、ほんとに素晴らしい作品でした。テーマが違うので単純に比較はできませんが、「君の名は。」と同じくらいヒットしてほしいと思いました。

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