fc2ブログ

Brass Ensemble Saturday / ブラス・アンサンブル・サタデー

Brass Ensemble Saturday / ブラス・アンサンブル・サタデー

ユーフォニアム担当の石田です。

三浦徹さんによるユーフォニアムの教則DVDが販売されていることを知り、取り寄せて観てみました(このDVDは1990年に作られたものの復刻版のようです)。

こちら↓
JLC不朽の名作シリーズ吹奏楽百科 Wind Ensemble楽器奏法セレクション ユーフォニアム

amazonでも入手できるようです。

三浦徹さんは日本のユーフォニアムの草分的存在の偉大な方で、ユーフォ界では超有名な先生。ご自身が演奏家として長く活動されてこられているほか、多くの奏者を指導され、日本の優秀なプロユーフォ奏者を生み出されています。

このDVDは何度か観ましたが、三浦さんの指導の的確さとわかりやすさには感心させられるばかり。そして三浦さんが示される見本演奏にも驚かされました。

【驚いたその1】
三浦さんがマウスピースだけで音を出される(バズィングといいます)シーンがあるのですが、その音がクリアでよく響き、すごく大きいのです。三浦さんの模範のあとに、生徒の方がバズィングしても、あんなクリアでなく音量も大きくありませんでした。私も楽器を響かせる前提として、まずマウスピースを響かせないといけない、と頭ではわかっていたのですが、改めてあのような大きなバズィング音を聴いて、衝撃を受けました。

【驚いたその2】
ブレスコントロールの練習として、四分音符=80のテンポで、真ん中のFから上に、徐々に音域を広げながら、二分音符でF音階を上がって下がって吹く、というシーンがあるのですが、三浦さんの息がすごく長く持つのです。最初は短いフレーズから始まり、最後には二分音符16個分を一息で吹いておられました。深い呼吸と、息を長く持たせられるコントロールであのような演奏が可能なのです。参りました。

上記のようなことはプロの演奏家やプロを目指している方なら常識なのかもしれませんが、私にはたいへん勉強になりました。

なお、三浦さんがこのDVD中で示されている基礎練習の内容は、同じく三浦徹さん著による「うまくなろう!ユーフォニアム」(音楽之友社刊)に楽譜が載っているので、この本とDVDを併用しながら練習するとより効率が上がりそう(注:宣伝しているわけではありません)。

さあ、うまくなるぞ!!


追伸
三浦徹さんの素敵なお写真を見つけました。




にほんブログ村 クラシックブログ 室内楽・アンサンブルへ
にほんブログ村
にほんブログ村 クラシックブログへ
にほんブログ村
スポンサーサイト



Posted by

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply