アレクサンダー・テクニークのレッスン①
昨日、管楽器を中心に日本全国で活躍されているアレクサンダー・テクニーク教師のバジル・クリッツァーさんをお招きし、BESメンバー6名でレッスンを受けました。
バジルさんの公式なプロフィールはこちら。
およそ2時間半にわたるレッスンはあっという間で、バジルさんの指導で目に見えて音が変わる様子はまさに圧巻でした。



以下、Euph石田氏によるレッスンメモ。
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①頭の動きを自由にする(頭を固定させない。頭が自由に動くように)。その状態でマウスピースを口に持ってくる(口をマウスピースに持っていくのではない)。顔や首に力が入らないよう、お腹で息を支える(お腹の力で息に圧力をかける)。そうやって音を出す。
②腰の上に胴を乗せる。背筋がまっすぐな状態とは、ちょっと猫背な感じ(背骨を反らす感じではない)。
③マウスピースに口を当てる、口を準備する、そして息を当ててやる。
④フィンガリングが少し先、その後に音の動きがある(フィンガリングと音の動きは同時ではない)。そのように意識を持つ。
⑤息の圧力が同じであれば、唇の張力を上げれば高い音が鳴るし、唇の張力を下げれば低い音が鳴る。唇の張力が同じであれば、息の圧力を上げれば高い音が鳴るし、息の圧力を下げれば低い音が鳴る。つまり、音高は唇の張力、息の圧力のどちらでもコントロールすることができる。唇に負担をかけないようにするには(唇がバテないようにするには)、息の圧力をうんとかけてやることになる。息の力:唇の張力=6:4(通常の奏者)、上手い奏者だと8:2とか9:1の例もある。そのような奏者はどれだけ吹いてもバテない。
⑥トランペットの高音域(F以上)やホルンの最高音域の場合は、唇と息のほか、舌の形(シラブル)をも使う必要がある。唇と息を使い、「あとは舌に任せた」と意識すれば、舌が働いてくれる。
⑦より多くの息を吸うには、それだけ息を吐いてやる必要がある。息を吐くことに意識を向ける。フレーズによって息が必要であれば、それに見合う分、息を吐いてやること。
⑧息は、上あご(口の中の上壁)に当ててやる。肺から気管を通って出てくる息は、当然上向きである。息を前向きに意識せず、上向きに意識すればよい。
⑨本番で緊張してわけが分からなくなることを防ぐために、いつもの手順を考える(つまり、マウスピースに口を当て、口を準備し、息を当てること)。そうすれば失敗しない。
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今回教えていただいたことが自然と身に付くよう、メンバー同士でチェックしながら練習を進めるなど、今後に生かしてゆきましょう。

終了後に一枚。
次回レッスンは12月の予定です。
Tuba 由良
バジルさんの公式なプロフィールはこちら。
およそ2時間半にわたるレッスンはあっという間で、バジルさんの指導で目に見えて音が変わる様子はまさに圧巻でした。






以下、Euph石田氏によるレッスンメモ。
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①頭の動きを自由にする(頭を固定させない。頭が自由に動くように)。その状態でマウスピースを口に持ってくる(口をマウスピースに持っていくのではない)。顔や首に力が入らないよう、お腹で息を支える(お腹の力で息に圧力をかける)。そうやって音を出す。
②腰の上に胴を乗せる。背筋がまっすぐな状態とは、ちょっと猫背な感じ(背骨を反らす感じではない)。
③マウスピースに口を当てる、口を準備する、そして息を当ててやる。
④フィンガリングが少し先、その後に音の動きがある(フィンガリングと音の動きは同時ではない)。そのように意識を持つ。
⑤息の圧力が同じであれば、唇の張力を上げれば高い音が鳴るし、唇の張力を下げれば低い音が鳴る。唇の張力が同じであれば、息の圧力を上げれば高い音が鳴るし、息の圧力を下げれば低い音が鳴る。つまり、音高は唇の張力、息の圧力のどちらでもコントロールすることができる。唇に負担をかけないようにするには(唇がバテないようにするには)、息の圧力をうんとかけてやることになる。息の力:唇の張力=6:4(通常の奏者)、上手い奏者だと8:2とか9:1の例もある。そのような奏者はどれだけ吹いてもバテない。
⑥トランペットの高音域(F以上)やホルンの最高音域の場合は、唇と息のほか、舌の形(シラブル)をも使う必要がある。唇と息を使い、「あとは舌に任せた」と意識すれば、舌が働いてくれる。
⑦より多くの息を吸うには、それだけ息を吐いてやる必要がある。息を吐くことに意識を向ける。フレーズによって息が必要であれば、それに見合う分、息を吐いてやること。
⑧息は、上あご(口の中の上壁)に当ててやる。肺から気管を通って出てくる息は、当然上向きである。息を前向きに意識せず、上向きに意識すればよい。
⑨本番で緊張してわけが分からなくなることを防ぐために、いつもの手順を考える(つまり、マウスピースに口を当て、口を準備し、息を当てること)。そうすれば失敗しない。
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今回教えていただいたことが自然と身に付くよう、メンバー同士でチェックしながら練習を進めるなど、今後に生かしてゆきましょう。

終了後に一枚。
次回レッスンは12月の予定です。
Tuba 由良
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