『ロンドンの小景』をたずねて③~コッツウォルズの風景~
いよいよ明日は第10回記念定期演奏会です。
今週は毎日、お問い合わせ・チケット購入の電話やメールをいただいており、ありがとうございます。
『聴きにきてよかった!』と感じていただける演奏会になるよう、メンバー一同心を込めて演奏いたします。
さて、3回目となるイギリス旅行記。
10/24(火)はコッツウォルズという地方を訪れてきました。
それではどうぞ。
【10/24(火) のどかな村々、コッツウォルズ】
ロンドン滞在2日目は、事前に申し込んでいた日帰りのバスツアー。
朝6:00前にはスッキリ起床し、シャワーを浴び、ホテルの部屋を出発です。
全泊朝食付での予約ですが、朝食会場は7:30オープン、バスツアーの集合が7:45なため、やむなくこの日は外で朝食をとることにしました。
しかし、全くと言って良いほど時差ボケを感じず、むしろ普段より元気な朝を迎えた気がするのは、海外旅行に来ているから昂っているのでしょうか。
いいえ、違います。
理由は別のところにある事を、この日の夜ようやく理解するのですが…。
ひとまずホテルをでた僕は、集合場所であるグロスターロード駅へ行き、駅前のバーガーキングに入りました。
近くにはマクドナルドもありましたが、京都ではバーガーキングが三条河原町にしかなく普段あまり食べないので、こっちにしてみました。


同い年くらいの男性がワンオペで回しており、僕の他に誰もお客さんが居なかったので少し話を聞いたところ、22時間営業(朝5:00~翌朝3:00)で、2時間だけ清掃で閉めており結局24時間ずっと店の中に誰かスタッフが居るとの事。
僕は7:00ごろに入りましたが、ロンドン中心部での朝食はどの店も8:00ごろ~9:00ごろが一番混む時間帯で、ホテルの朝食会場は7:30からオープンが多いそうです。
日本だと7:00オープンが多く、早いところだと6:30オープンもありますので、ちょっとした風習の違いを感じながら、クロワッサンサンドをモグモグ。
付け合わせのポテトが山盛りで、全部食べるのに少し手間取ってしまいました。
食後はすぐ目の前の集合場所で、バスに乗り込みます。
参加人数が少ないので、ワゴンタイプでした。

目的地は、ロンドン中心部からおよそ200kmほど離れたところにある『コッツウォルズ』という地方。
その中にある村のなかから、選りすぐりの4つを巡る旅です。
1.バイブリー村
2.ボートン・オン・ザ・ウォーター村
3.ストウ・オン・ザ・ウォルド村
4.チッピング・カムデン村
コッツウォルズとは『羊の丘』という意味で、その名の通りかつては羊毛の交易で栄えたそうです。
なかでも、『コッツウォルド・ライオン』と呼ばれる品種の羊から採れる通常よりも長い毛は、最高級の品質として世界中で愛されていたとか。
もちろん羊毛だけを刈っていたわけではなく、今でもイギリスでは、牛・豚・鶏とならんで羊が日常的に食べられるのには、そういった歴史的背景があるからだそうです。
羊毛産業自体は18世紀以降の産業革命と共に徐々に衰退してゆき、現在は数こそ減ったものの、広い丘陵地帯に目をやるとあちらこちらで羊たちの姿が目に入ってきます。
といった内容の解説を添乗員がしてくれました(笑)
そもそも僕がコッツウォルズという地名を初めて知ったのは、昨年夏に僕が参加している別の金管ユニット『Koto Brass Quintet(コト・ブラス・クインテット)』で広瀬勇人氏が作曲した金管五重奏作品『コッツウォルズの風景』を演奏した事がきっかけでした。
その時、『どんな場所なのかなあ』と想像していた場所へ実際行く事になるとは思いもよらず。
想いを巡らせながら2時間ほどバスに揺られていると、1つ目の村『バイブリー』に到着です。


こちらでも、近くにいたご婦人に声をかけ、写真を撮っていただきました。

なんかめっちゃいっぱいシャッターを押してくれたので、
思わず笑ってしまいました。
村をブラブラ散歩してる様子は、こちらからどうぞ。
バイブリーの次は、『ボートン・オン・ザ・ウォーター』です。
15分程度バスに乗っているうちに到着しました。


レストランやお土産もの屋などあり、先ほどよりは幾分賑わいを感じます。
ここでお昼ご飯は自由食。
添乗員さんがオススメと言ってたレストランに入ってみました。


コッツウォルズ・ジンとサーモン・ケーキ(ケーキと言っても甘くなく、コロッケみたいな感じ)がとてもおいしく、大満足のランチでした。
ウェイターの方が『Enjoy♪』と毎回声をかけながら料理や飲み物を運んでくれるのもよかったです。
他のレストランやカフェでも同じように声をかけてくれる事をこのあと知り、
日本で言う『ごゆっくりどうぞ』みたいなものかなと察しました。
満腹できもちよくなったら、そのまま『ストウ・オン・ザ・ウォルド』へ。
バス内でウトウトしてたので、所要時間はわかりません(^^;
更に車も人も増え、村というよりはもう街でした。






チョコレート店とかチーズ店とか酒屋とか見て回り、
最後の『チッピング・カムデン』へ。
ここは藁ぶき屋根の建物が有名でとてもかわいらしい感じだったのですが、
携帯の電池が切れてしまい、撮影できませんでした…。

わりと駆け足でしたが、コッツウォルズの風景をしっかり堪能し、
ロンドン市内に戻ってきたころには18:00過ぎ。
さあ夜はこれからというところですが、妙に疲れというか気だるさを感じるので、
この日は簡単に食べられるものをスーパーで買って、
ホテルの部屋で夕食を済ませる事にしました。



部屋でビールを飲んでいて、やっと気が付きました。
昨日も今日も、なんだか体調がおかしいなと感じていたのは、
僕の体内時計がずっと日本時間のままだったからだという事に。
ロンドンと日本は8時間の時差があり、
ロンドンで18:00だと日本では26:00、つまり深夜2:00です。
その体内時計のままだから、本来元気であるはずの夕方以降がしんどく、
朝は妙に元気よく目覚めていたわけなのかと勝手に納得しました。
社会人になってから10年半が経ち、
すっかりサラリーマン体質になってしまっていたのですね(笑)
結局、帰国するまでこの体内時計が狂う事はなく、
ある意味ずっと時差ボケ状態のままロンドンで過ごすことになるのでした.。
『ロンドンの小景』をたずねて④ につづく
Tuba 由良
今週は毎日、お問い合わせ・チケット購入の電話やメールをいただいており、ありがとうございます。
『聴きにきてよかった!』と感じていただける演奏会になるよう、メンバー一同心を込めて演奏いたします。
さて、3回目となるイギリス旅行記。
10/24(火)はコッツウォルズという地方を訪れてきました。
それではどうぞ。
【10/24(火) のどかな村々、コッツウォルズ】
ロンドン滞在2日目は、事前に申し込んでいた日帰りのバスツアー。
朝6:00前にはスッキリ起床し、シャワーを浴び、ホテルの部屋を出発です。
全泊朝食付での予約ですが、朝食会場は7:30オープン、バスツアーの集合が7:45なため、やむなくこの日は外で朝食をとることにしました。
しかし、全くと言って良いほど時差ボケを感じず、むしろ普段より元気な朝を迎えた気がするのは、海外旅行に来ているから昂っているのでしょうか。
いいえ、違います。
理由は別のところにある事を、この日の夜ようやく理解するのですが…。
ひとまずホテルをでた僕は、集合場所であるグロスターロード駅へ行き、駅前のバーガーキングに入りました。
近くにはマクドナルドもありましたが、京都ではバーガーキングが三条河原町にしかなく普段あまり食べないので、こっちにしてみました。




同い年くらいの男性がワンオペで回しており、僕の他に誰もお客さんが居なかったので少し話を聞いたところ、22時間営業(朝5:00~翌朝3:00)で、2時間だけ清掃で閉めており結局24時間ずっと店の中に誰かスタッフが居るとの事。
僕は7:00ごろに入りましたが、ロンドン中心部での朝食はどの店も8:00ごろ~9:00ごろが一番混む時間帯で、ホテルの朝食会場は7:30からオープンが多いそうです。
日本だと7:00オープンが多く、早いところだと6:30オープンもありますので、ちょっとした風習の違いを感じながら、クロワッサンサンドをモグモグ。
付け合わせのポテトが山盛りで、全部食べるのに少し手間取ってしまいました。
食後はすぐ目の前の集合場所で、バスに乗り込みます。
参加人数が少ないので、ワゴンタイプでした。

目的地は、ロンドン中心部からおよそ200kmほど離れたところにある『コッツウォルズ』という地方。
その中にある村のなかから、選りすぐりの4つを巡る旅です。
1.バイブリー村
2.ボートン・オン・ザ・ウォーター村
3.ストウ・オン・ザ・ウォルド村
4.チッピング・カムデン村
コッツウォルズとは『羊の丘』という意味で、その名の通りかつては羊毛の交易で栄えたそうです。
なかでも、『コッツウォルド・ライオン』と呼ばれる品種の羊から採れる通常よりも長い毛は、最高級の品質として世界中で愛されていたとか。
もちろん羊毛だけを刈っていたわけではなく、今でもイギリスでは、牛・豚・鶏とならんで羊が日常的に食べられるのには、そういった歴史的背景があるからだそうです。
羊毛産業自体は18世紀以降の産業革命と共に徐々に衰退してゆき、現在は数こそ減ったものの、広い丘陵地帯に目をやるとあちらこちらで羊たちの姿が目に入ってきます。
といった内容の解説を添乗員がしてくれました(笑)
そもそも僕がコッツウォルズという地名を初めて知ったのは、昨年夏に僕が参加している別の金管ユニット『Koto Brass Quintet(コト・ブラス・クインテット)』で広瀬勇人氏が作曲した金管五重奏作品『コッツウォルズの風景』を演奏した事がきっかけでした。
その時、『どんな場所なのかなあ』と想像していた場所へ実際行く事になるとは思いもよらず。
想いを巡らせながら2時間ほどバスに揺られていると、1つ目の村『バイブリー』に到着です。




こちらでも、近くにいたご婦人に声をかけ、写真を撮っていただきました。

なんかめっちゃいっぱいシャッターを押してくれたので、
思わず笑ってしまいました。
村をブラブラ散歩してる様子は、こちらからどうぞ。
バイブリーの次は、『ボートン・オン・ザ・ウォーター』です。
15分程度バスに乗っているうちに到着しました。




レストランやお土産もの屋などあり、先ほどよりは幾分賑わいを感じます。
ここでお昼ご飯は自由食。
添乗員さんがオススメと言ってたレストランに入ってみました。




コッツウォルズ・ジンとサーモン・ケーキ(ケーキと言っても甘くなく、コロッケみたいな感じ)がとてもおいしく、大満足のランチでした。
ウェイターの方が『Enjoy♪』と毎回声をかけながら料理や飲み物を運んでくれるのもよかったです。
他のレストランやカフェでも同じように声をかけてくれる事をこのあと知り、
日本で言う『ごゆっくりどうぞ』みたいなものかなと察しました。
満腹できもちよくなったら、そのまま『ストウ・オン・ザ・ウォルド』へ。
バス内でウトウトしてたので、所要時間はわかりません(^^;
更に車も人も増え、村というよりはもう街でした。












チョコレート店とかチーズ店とか酒屋とか見て回り、
最後の『チッピング・カムデン』へ。
ここは藁ぶき屋根の建物が有名でとてもかわいらしい感じだったのですが、
携帯の電池が切れてしまい、撮影できませんでした…。


わりと駆け足でしたが、コッツウォルズの風景をしっかり堪能し、
ロンドン市内に戻ってきたころには18:00過ぎ。
さあ夜はこれからというところですが、妙に疲れというか気だるさを感じるので、
この日は簡単に食べられるものをスーパーで買って、
ホテルの部屋で夕食を済ませる事にしました。






部屋でビールを飲んでいて、やっと気が付きました。
昨日も今日も、なんだか体調がおかしいなと感じていたのは、
僕の体内時計がずっと日本時間のままだったからだという事に。
ロンドンと日本は8時間の時差があり、
ロンドンで18:00だと日本では26:00、つまり深夜2:00です。
その体内時計のままだから、本来元気であるはずの夕方以降がしんどく、
朝は妙に元気よく目覚めていたわけなのかと勝手に納得しました。
社会人になってから10年半が経ち、
すっかりサラリーマン体質になってしまっていたのですね(笑)
結局、帰国するまでこの体内時計が狂う事はなく、
ある意味ずっと時差ボケ状態のままロンドンで過ごすことになるのでした.。
『ロンドンの小景』をたずねて④ につづく
Tuba 由良
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