誓いのフィナーレ

ボクもあすか先輩から魔法のチケットもらいました!!
あ、失礼しました。ユーフォニアム担当の石田です。
「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」、絶賛上映中でございます。TVシリーズをご覧になった方は、今回の劇場版が続編になりますので、ぜひ観に行ってくださいませ。
上の写真は、映画の中で久美子があすか先輩から受け取った「魔法のチケット」(のレプリカ?のポストカード)で、6週目入場者プレゼントでもらったものです。さて、魔法のチケットを受け取った私は、何か良いことあるんかいな~??
映画は複数回、観に行かせていただいています。今回もとてもイイです。最初に鑑賞したときから感動しましたが、何回か観るうちにより理解できてきて、感動ポイントがいろいろと出てくるんですよねぇ。
今作の私の好きな点。
・2年生になった久美子が、ちゃんと先輩になっていること
小学校、中学校とユーフォを続けている久美子は、たぶんこれまでにも先輩の立場になったことがあると思うんです。だから、後輩が入ってきたらきっちり指導しなければならないことを認識し、その役割を果たしている(私たちが知らなかった一面です)。友達の前では「めんどくさいなぁ、一年生」とか「ダメだなぁ、私は」と嘆いているけど、1年生を前にしたら、そんな態度は一切見せず、絶対に相手から目を逸らさないで真正面から当たる(美玲の件、奏の件)。立場が人間を成長させるんですね。また、あすかとの1年間が、彼女を大人にしたのでしょう。
・音と絵のシンクロ
冒頭の新歓演奏で、後藤先輩が持っているプラカードの絵から映画タイトル画面に切り替わるのですが、それが演奏している「これが私の生きる道」の曲の切り替わりとバッチリ合っていて、おお~!ってなります。また、サンフェスで久美子が美玲と向き合ってるときに、前の団体(立華高校)が演奏するボレロが聴こえていて、気分を徐々に盛り上げておいて、美玲が立ち直り、北宇治高校の演奏の番になったらSamba de Love You がバチッと始まるのです。ホルン隊のイントロ!トロンボーン隊のメロディ!!この曲想と気持ちの切り替えが一致した演出がすごい。またドラムメジャーの優子部長が投げ上げたバトンを、曲の「ドン!」って音と同時にキャッチするのもカッコイイ!
・「リズと青い鳥」全曲演奏シーン
前作「三日月の舞」演奏シーンも素晴らしかったですが、今回もまたこれを存分に楽しめます。前回はTVシリーズに補強する形での全曲シーンだったけど、今回はまるまる全シーンの描き上げなので、相当大変だったと思われます。映画中ではセリフがなかったみぞれと希美ですが、演奏シーンでは全面にフューチャーされ、みぞれは360°回転映像、希美は大画面のアップでソロが描写されています。希美の顔、以前はもっと可愛らしいデザインでしたが、今回はキリっとした顔つきで、映画「リズと青い鳥」のデザインを受けてのものなのかも?演奏中の奏者のシーン、打楽器やハープの動きは見ごたえがあります。実際の奏者の動きをビデオに録り、忠実に再現したものと思われます。あと、演奏シーンでは通常、演奏している奏者が描かれるのですが、今回は、演奏していない(休み中の)奏者が見られたり(麗奈や久美子)、サッと楽器を持ち上げるシーン(ユーフォパート)があり、前回とは違う工夫がなされていると思いました。
・素晴らしい劇伴(BGM)
私が「響け!ユーフォニアム」の新作を楽しむ一つに、松田彬人さんの音楽を聴くことがあります。劇中の吹奏楽曲である「リズと青い鳥」はもちろんですが、劇伴(BGM)も素晴らしいんです。「響け!」シリーズのサウンドトラックはすべて入手していまして、今回もさっそく購入しました。

(後ろのイラストカードは、アマゾン限定の「デカジャケット」)
映画中では小さくしか聴こえないBGMですが、CDでしっかり聴くと、どの曲も美しく、とても快く心に響きます。私のお気に入りは「12 接近する心と顔」(久美子と秀一がお祭りデートするシーン)、「18 がんばるってなんですか?」(雨の中、久美子が奏と向き合うシーン)。クルマの中で聴いたりしていますが、運転中のBGMとしてもイイです(映画のシーンを思い出して、たまに泣きそうになります…)。あと、「14 リズと青い鳥 第3楽章からトランペットソロ」(大吉山で麗奈が吹くシーン)はすごい。オーボエソロのメロディを、その調のままトランペットで演奏しているのですが、めっちゃハイトーンを、スラーで、2回も、苦もなく出しているのが、いつ聴いても感心します。
というわけで、地域によってはもう終映に近くなっているかもしれませんが、「響け!ユーフォニアム」の劇場版新作映画は、公開中にご覧になることをオススメいたします。
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