ブラス・クインテット ウィーン=ベルリン2013

昨日は、ブラス・クインテット ウィーン=ベルリンを聴きに東京芸術劇場へ行ってきました。

音楽はもちろん素晴らしかったです。
バッハではオルガンのような響き、フォーレのパヴァーヌではまるで歌っているかのようでした。
ペレシュの「金管楽器の魅力」やピルヒナーの「金づちをポケットに持った男」は、初めて聴きましたがとても面白い曲集でした。トーマス=ガンシュの「5つの艦隊」は、曲が終わった後に歓声を上げたくなるような興奮する演奏でした。
トランペットでは、ガボール・タルケヴィの華やかな音も良かったのですが、ギヨーム・ジェルの柔らかで、時に威風堂々たる演奏も良かったです。物静かでおっとりとしていそうなギヨームですが、彼はセカンドとしてファーストのガボールを正確にしっかりと支えつつも、熱い演奏をしていました。

今回のコンサートがとても楽しかったのは、メンバーの人柄に寄るものも大きいと思います。ディートマル・キューブルベックの気さくで面白おかしい司会が、メンバーの魅力を引き出していたと思います。
Tp 牛島
スポンサーサイト